2025年10月16日から18日にかけて、第63回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSCO 2025)が、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜ノースにて盛大に開催されました。本大会は「がんと生きる、がんを生きる(Living With Cancer, Living Beyond Cancer)」をテーマに掲げ、世界各国から腫瘍学分野の第一線で活躍する専門家が集い、最先端の研究成果および臨床実践について活発な議論が行われました。

この国際的な学術の場において、ZENCAREと日中健康産業協会は複数の中国のヘルステック企業と共同で出展し、AI乳がん超音波スクリーニングシステム、AI口腔診断技術、ならびに中医薬由来の健康関連製品など、先進的な成果を幅広く紹介しました。これは、中国におけるスマート医療および中医薬イノベーションが国際舞台へと着実に進出していることを示すものです。

横浜で注目を集めたAI乳がんスクリーニングシステム
本協会が重点展示したプロジェクトの一つである「小済医師(Xiaoji Doctor)」AI乳がん超音波スクリーニングシステムは、会場内で特に高い関心を集めました。本システムは、AI画像認識および走査軌跡追跡技術を活用し、乳腺超音波検査の自動スキャンおよびインテリジェント判読を実現することで、検査効率と診断結果の一貫性を大幅に向上させます。
ブースでは、システムによる自動スキャンおよびAI解析の実機デモ映像が上映され、多くの乳腺外科医・専門医が足を止めて見学しました。来場した専門家からは、「乳がん検診の普及率と標準化を大きく前進させる可能性がある」「日本の健診センター、訪問診療、地域検診体制に特に適している」といった高い評価が寄せられました。
また、非専門医による操作環境下でも高い再現性と診断一致性を維持できる点が評価され、今後のAI支援乳がん検診の重要な発展方向として注目されています。
地域医療機能推進機構(JCHO)の西田院長は、JCHO傘下に57の健診センターが存在することに言及し、AI超音波技術の導入に強い関心を示しました。さらに、2026年JCHO医学会会長として、小済医師に対し、学会での特別展示や共同出展の可能性を検討するよう助言しました。
増田慎三教授はブースに来訪し、製品を実際に体験した上で、AI画像精度および走査軌跡追跡機能を高く評価し、今後の臨床共同研究や研究方向について貴重な提言を行いました。

増田紘子教授も現地で製品を体験し、小済医師創業者のDr. Joe Zhouと直接意見交換を行い、乳がんスクリーニングにおける臨床検証および導入応用について協力意向を示しました。

乳腺領域にとどまらず、他診療科の専門家からも、AI超音波技術は子宮頸がん検診、訪問医療における血管・リンパ評価など、幅広い応用可能性と市場ニーズがあるとの意見が寄せられました。
中国発AI口腔診断システムにも高い関心
同時展示されたAI口腔スキャナーおよびスマート口腔診断システムは、50万件以上のアジア人の口腔画像データを基に開発され、32種類の一般的な口腔疾患を遠隔で識別可能です。
その携帯性・高度な自動化・高い認識精度により、日本市場における携帯型口腔AI診断分野の空白を補う存在として、訪問診療医師や歯科クリニック関係者から大きな注目を集め、複数の機関が実証導入および市場展開への関心を表明しました。

中医薬製品展示:東洋の智慧と現代予防医学をつなぐ
本展示会では、広薬白雲山和記黄埔中薬有限公司の代表的な中医薬製品も日中健康産業協会チームにより紹介されました。
・板藍根顆粒:免疫力向上を目的とした代表的中医薬
・口炎清顆粒:口腔炎症および上気道感染への応用
・啖清歯磨き粉:中草薬処方を活かした日常健康ケア製品
展示エリアには多くの日本の医師、薬剤師、健康管理専門家が来訪し、「中医薬は予防医学、リハビリ支援、長期的健康管理において独自の価値を持つ」との評価が相次ぎました。本展示は、日本医療界における中医薬の科学的理解を促進するとともに、今後の日中健康産業協力の新たな基盤を築くものとなりました。

異文化交流を通じ、健康な未来を共創
JSCO 2025期間中、日中健康産業協会のブースは、国境や専門分野を越えた交流の重要なハブとなりました。AI医療技術と中医薬健康製品の同時展示は、日中両国の健康テクノロジー分野における革新成果を示すとともに、「東洋の智慧と先端技術の融合」という国際共創の加速を象徴しています。
会期中には、AI画像診断の臨床検証、製品導入テスト、共同研究プロジェクトなどについて、複数の日本医療機関と初期的な協力合意が形成され、日中健康産業協力のさらなる深化が期待されます。
JSCO 2025は、単なる腫瘍学の学術集会にとどまらず、テクノロジー、医学、人文、イノベーションが交差する深い対話の場となりました。
日中健康産業協会は今後も、AI医療技術および健康関連製品分野における日中両国の交流と協力を推進し、よりスマートで効率的、かつ持続可能な国際ヘルスケア・エコシステムの構築に貢献してまいります。

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